映画『おとうと』2010年1月30日、全国ロードショー

表作『男はつらいよ』シリーズなどで高い評価を得る山田洋次監督の最新作『おとうと』。監督が10年ぶりに手掛ける現代劇は、しっかり者の姉と破天荒な生き方を貫く弟の、切っても切れない絆を描く物語です。

演には、名実共に日本を代表する映画女優・吉永小百合と、近年俳優としても活躍目覚しい落語家・笑福亭鶴瓶。さらに、山田組初参加となる若手実力派の蒼井優、加瀬亮を迎え、現在そしてこれからの日本の家族の在り方を、切なく温かくスクリーンに描き出します。

去に、『家族』(1970)、『幸福の黄色いハンカチ』(1977)、『息子』(1991)、『学校』シリーズ、そして日本映画の金字塔『男はつらいよ』シリーズと、移り変わる世相と日本の家族を描き続けてきた山田監督が、未曾有の大不況の中、混迷する現代に生きる人々へ贈る、希望と再生の物語。オマージュを捧げる市川崑監督の傑作映画『おとうと』(1960)から、ちょうど半世紀を経過した2010年に劇場公開を予定しております。

らすじ。東京郊外で薬局を営む高野吟子(吉永小百合)。一方、弟・鉄郎(笑福亭鶴瓶)は、芸人になる夢に破れ、大阪で根無し草のような生活を送っていた。そんな弟を案じながらも優しく見守る吟子だったが、ある日、鉄郎の借金をきっかけに姉弟の縁を切ることになる。月日がたち、消息不明だった鉄郎が病院に運ばれたという連絡が突然入る。そこで大阪に向かった吟子を待っていたのは思いがけない知らせだった……。